ぼくのデジタルライフ

ダラダラ書いてる備忘録的な何か

ChromebookにArduino IDEを入れてM5Atomを動かしてみる (IdeaPad Duet)

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IdeaPad DuetにArduino IDEをインストールして、ATOM Matrixを動かしみました。

手こずるんじゃないかと思っていたのですが、意外とすんなり動いてくれました。でも、アプリケーションの動作はやや重めな気もします。

環境

環境はこんな感じ。

下準備

Linux環境がセットアップされていない場合はセットアップしておきましょう。

support.google.com

ArduinoIDEのインストール

公式サイトからArduino IDEをダウンロードします。

www.arduino.cc

Linux ARM 64 bits」を選択してダウンロード。

今回は「arduino-1.8.15-linuxaarch64.tar.xz」というファイルがダウンロードされました。ファイル名はバージョンによって違うので、以下で紹介する'arduino-1.8.15-linuxaarch64.tar.xz'の文字列は、ダウンロードしたファイル名に適宜置き換えてください。

つぎに、ランチャーから「ファイル」を開いて、ダウンロードした arduino-1.8.15-linuxaarch64.tar.xz を「ダウンロード」フォルダから「Linuxファイル」フォルダに移動しておきます。

そしたらターミナルを開いて、ファイルを展開していきます。

sudo tar -C /opt -xf arduino-1.8.15-linuxaarch64.tar.xz

展開すると~/opt/arduino-1.8.15/ というディレクトリが作成されます。

~/opt/arduino-1.8.15/に移動して、./install.shを実行してインストールします。

cd /opt/arduino-1.8.13
sudo ./install.sh

これで、ランチャーにArduinoのアイコンが追加されているはずです。

f:id:computer-life:20210828133859p:plain

Python2のインストール

今更Python2かよって話ですが、インストールしないと esptool.py*1 が動かなかったのでインストールします。

ターミナルを開いて下記のコマンドを入力します。

sudo apt install python

pySerialのインストール

つづいて pySerial*2 もインストールします。

pip install pyserial

ArduinoIDEの設定

つづいて、Arduino IDEを起動してM5Atomを使用する環境を設定していきます。

ボードマネージャーのURLの追加

後述のボードを追加するために必要になるので設定しておきます。

  1. 「ファイル」->「環境設定」をクリックして環境設定の画面を開きます。 f:id:computer-life:20210828140051p:plain

  2. 「追加のボードマネージャーのURL」に下記のURLを入力します。

https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json

esp32のボードを追加

  1. 「ツール」->「ボード」->「ボードマネージャ」を選択。 f:id:computer-life:20210828134202p:plain

  2. 「esp32」を検索し、インストールをクリック。 f:id:computer-life:20210828134218p:plain

  3. インストールが終わったら使用するボードを設定していきます。今回はM5Atomを動かしたいので「ツール」->「ボード」を選択し、「M5Stack-Atom」を選択。 f:id:computer-life:20210828144911p:plain

M5Atomのライブラリを追加

M5Atomのライブラリをインストールしていきます。

  1. 「スケッチ」->「ライブラリをインクルード」->「ライブラリを管理」を選択。 f:id:computer-life:20210828134025p:plain

  2. 「m5atom」を検索し、インストールをクリック。 f:id:computer-life:20210828134115p:plain

M5Atomをつなぐ

M5Atomをつなぐとこんな感じの通知が現れるので、「LINUXに接続」をクリックします。

f:id:computer-life:20210828151308p:plain

つぎに、書き込み先のシリアルポートを指定します。

「ツール」->「シリアルポート」を選択し、「/dev/ttyUSB0」を選択しました。ここらへんはUSBハブとかの仕様によって名前が違ったりすると思います。

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なんか動かしてみる

試しにサンプルスケッチ「LEDDisplay」を動かしてみました。

LEDが眩しいぜ。

f:id:computer-life:20210828150255j:plain

*1:ESP32に書き込むためのツール。ArduinoIDEで後述のボードをインストールすると登場します。

*2:ArduinoPythonの間でシリアル通信するためのパッケージ